絶望のクラッシュから2位表彰台へ!
ピレリスーパー耐久シリーズ2018
第1戦鈴鹿5時間耐久レースレポート
オフの間に造り込んできた野崎号
純白の装いで桜満開の鈴鹿で走り出し
金曜専有走行2回目の1コーナー先で
悪夢の大クラッシュを喫す…(号泣)
途方に暮れていたピットに
どこからともなく代車がやってきて、
あれよあれよと2位表彰台ゲット♪
これぞまさに悲喜こもごもなレースを
展開したST-5クラス48号車
DIJONホンダカーズ野崎エンドレスFIT
猪股/佐藤/高森/大野組の一戦を
今年もCS柴澤がお伝えいたします。
【3/30:専有走行日】
今年はどんなカラーリングかな?…
あれ?
オフテストから変わらず真っ白(汗)
そこに貼っちゃったかぁ~
センスねぇなぁ~と言われつつも
ドライバーさん達とワイワイと
ステッカー貼りで始まる2018年。
専有走行1回目スタート。
ピレリタイヤの特性を確認しつつ
サスペンションセットを調整しつつ
マイナートラブルがありながらも
猪股選手→佐藤選手→大野選手で
マシンをシェアして25周走行。
6番手タイムですがまずまずの出足。
走行後は大野先生によるレクチャー♪
若手2人組が真剣に聞いております。
いい雰囲気の中で専有走行2回目。
まずは猪股選手が9周走行し、
セットアップOKの判断。
続いて佐藤選手がコースインして
走り込んで行きましょうかの3周目…
悲痛なラジオが…#ガガッ#
#すいません…ぶつけちゃいました…
#ゴメンナサイ…ごめんなさい…
#あぁみんなのレース壊しちゃった…
#オレのレース人生終わりだぁ…
モニターに映し出される回収風景
ドライバーが無事で何よりでしたが、
マシンは無事ではないようでして…
1コーナーで飛び出し減速出来ずに
左側面をタイヤバリアにヒットさせ、
ヘッドライトからテールランプまで
広範囲にダメージが及んだ野崎号…
修復するのであれば長い夜になるなと
覚悟を決めましたが、
側面のみならずフロントガラスも割れ
ボディ歪みも大きい事から修復断念…
開幕戦からまさかの欠場なのか?!
途方に暮れていたら吉報が届き
茂木のガレージから代車緊急搬送中!
どうなる予選決勝???
【3/31AM:専有走行3回目】
あのフィットかな?いや、アレかな?
何れにしても改造するのは大変そう…
なんて思いながら朝ピットに到着。
すると…
このマシン、見た事あるような??
ライバルとして戦っていたような?
そんなギモンもどこ吹く風で
ゼッケン貼りなど急ピッチで準備が
進められておりました!
まさかS耐中古マシンがあるとは!!
でもカラーリングまでは手が付かず、
上から野崎ステッカーをペタッと♪
なんだか不思議な気分で見守ります。
何とか間に合い専有走行3回目。
セッティングままならぬ急造マシンで
各選手がフィーリングをチェック。
FCYのシミュレーションや
3回の赤旗などもあり最下位タイム…
とりあえず走ったけど大丈夫なのか?
走行を終え、予選に向けた準備。
野崎号から続々とパーツが取り外され
ピンチ車両へと移植されていきます。
《用語解説》FCYとは?
フルコースイエローの頭文字を取って
エフシーワイ
(そんなに短縮されてない…汗)
コース全域で追越禁止という事。
特に危険な区間では「ZONE50」
制限速度50km/hとなる…はずでしたが
FCY(全区間50km/h制限)で
しばらくは運用される模様。
前後のタイム差は維持され、
ピット作業は自由というところが
セーフティカー(SC)と異なる点。
勝負の分かれ目になりそうな新規則
ぜひ皆さん覚えておきましょう♪
【3/31PM:公式予選】
出来る事をやり切って予選へ!
Aドライバー予選:猪股京介選手
パッと乗ってパッとタイム出します!
2'33.983(クラス3位)
トップと0.3秒差!お見事~
前日のアクシデントを引きずらず
集中して走行出来るか?!
集中する人の横でアタック終わって
リラックスしてる人(笑)
Bドライバー予選:佐藤駿介選手
2'35.014(クラス6位)
やっぱり1コーナーはコンサバかぁ~
鈴鹿のリズムに乗り切れず?
Cドライバー予選:Takamori博士選手
2'37.769(クラス5位)
決勝セットはまずまずの様子。
Dドライバー予選:大野尊久選手
2'35.508(タイム1位)
フルタンクのタイムがめちゃ安定♪
総合44番グリッド(クラス4位)
予選後、
ドライバー陣に店長が話しかけ、
決勝での健闘を誓い合っております。
あるいはお説教?(笑)
ドライバー交代練習♪
ロールゲージの形状違いに対応し
シートベルトの位置調整などしながら
練習に熱が入ります!
熱い熱いチームミーティング☆
FCY時の対応について入念に。
【4/1:5時間耐久決勝】
決勝日朝、S660生誕祭を見学♪
野崎のお客様車両をチェックする店長
いろんなS660が集結しましたね~
ミーティングでこっぴどくお説教され
ピットウォークの時間になっても
必死にドラチェン練習を続ける
駿介くんに話しかける店長。
きっと金言を授けたに違いない!
この大会の為に500枚用意してきた
『タイプR鑑定団ステッカー』
若手イケメンドライバー2人組に
配布していただきました♪
PRありがとうございます~
いよいよ決勝です!
どうにかこうにかグリッドまで
マシンを運んでくる事が出来ました~
スポンサー様への配慮は忘れずにね!
カーネルおじさんと名誉挽回だぁー!
ハイ、コレお手本(笑)
やっぱステッカー小さいよなぁ~
CarXsスタート前インタビュー♪
鈴鹿名物観覧車と桜の下、
頑張っていただきましょー!
猪股選手スタートヨロシクです!
オープニングラップは4位キープ
しかしいきなりFCY導入!
ここはどこも動きなしでリスタート
69号車とのポジション争いを制し、
30周走り切り2番手でピットへ!
ベテラン大野選手へドライバー交代
タイヤ交換&給油で送り出します!
燻し銀の走りを披露する大野選手を
送り出したのも束の間、
37周目に2回目のFCY導入!
すかさずピットに呼び戻し、
スプラッシュ&ゴー!
45周目にもFCYとなりましたが
ここはステイアウトで。
59周目、3回目のピットイン!
大野選手から再び猪股選手へ交代
タイヤ交換&給油をしてコース復帰。
60、67周目のFCYはスルー。
2位にポジションアップして
72周目、4回目ピットは給油のみ。
78周目に本レース6回目のFCY
ここはタイミングが合わずスルーで…
85周目、ラスト5回目のピット作業
決勝で乗れるかどうか微妙だった
佐藤選手へドライバーチェンジ!
DIJONさんの親心ですかね~
作業は給油のみで緊張のドラチェン
猛特訓の甲斐ありロスなくGO!
ポジションキープで走行を続けるも
4号車の猛追をかわせず3位に…
表彰台なら上出来上出来と思った
チェッカー5分前…隣のピットが
急に慌ただしくなり4号車ストップ~
労せず2位が転がり込んで来たぞと。
そのまま走り切った48号車は
トップと18秒差105周回で
2位フィニッシュとなりました!!
皆さんお疲れ様でした~
ありがとうございます~
2位ゲットヤッタぜ~
表彰台ヤッタぜぇ~
盛り上がるチームスタッフと応援団♪
↓↓
一方、いつFCYとなるか分からず
5時間ずーっと臨戦態勢の給油班は
もうヘトヘトでございます…(疲)
2位の美ドリンクをいただきながらも
嬉しさ半分、哀しさ半分以上?
複雑な心境の筆者なのでありました…
野崎号遂に廃車か?など考えながら
撤収作業完了~
最後に「クルマ直すから!」という
心強い宣言を聞いて帰路へ。
不死鳥の如く戻って来る事を信じて☆
沢山のご声援や励ましのお言葉
ありがとうございましたっ!
23.5ポイント獲得で
シリーズランキング2位発進☆
野崎号復活と初のチャンピオン獲得
目指して一年間頑張っていきます!