心身ともに痛すぎる敗戦…そして終戦
岡山国際サーキットにて開催された
スーパー耐久シリーズ2016第5戦
ST-5クラス 2号車 ホンダカーズ野崎
with CUSCO & FUJITSUBO FIT
レース参戦記をお伝えいたします!
【10月21日(金)専有走行】
栃木より自走すること計12時間、
3回目の専有走行に間に合いました!
今回もテントピットでの生活…
スタッフさんへの挨拶を済ませ、
状況確認したところ…
1回目は燃料系トラブルで出走せず。
2回目は順調に24周走行し、
1'50.446のタイムでクラス4番手。
そして迎えた専有走行3回目。
走行開始3分前に地震発生っ!
ピットロード上にいたので、
大きな揺れは感じませんでしたが、
後でニュースを見てビックリ…
そんな事になっているとは露知らず、
初めて訪れた岡山国際サーキット。
てくてく歩きましてコースサイドで
2号車の走りを見つめてみる事に…
パイパーコーナー立ち上がり
松田選手がドライブ♪
ホッブスコーナーのススム選手♪
マイクナイトコーナーを攻める
山下選手♪
全周は回れませんでしたが、
なかなかのテクニカルコース、
コースから観客席が近くて
迫力満点なレイアウトですねっ!
いつもテレビで観ているものの、
ここでGTやF1GP開催なんて
想像もつきません…(笑)
2号車は24周走り切り、
1'49.664を計時してクラス3番手。
トップとの差は0.3秒…僅差です。
初日は順調に仕上がりました♪
作業を見届け、一路姫路へ。
会議を終えて合流した松本監督と
報告会&作戦会議の夜…(笑)
【10月22日(土)予選日】
予選は午後からという事で、
まったりと始まった2日目。
集結した仲間達にお待たせしましたの
HC野崎ピットシャツ贈呈式♪
皆さんお馴染みNishiさんへ♪
EK9でお越しのTakumiさんへ♪
全戦応援の能藤さんへ♪
データエンジニアの三橋さんへ♪
そして2号車フィット前で記念撮影♪
皆さん良くお似合いですねー♪
喜んでいただけたようで、
勝手にデザイン&プロデュースした
甲斐があるってものです♪
ちなみに、松本監督のスタイルが
ピットシャツ本来の着こなしですよー
能藤さんよりいただいた
地元岡山勝間田神社さんの「勝守」
松本監督、早速野崎号に装着♪
そしてそれを確認するコンビ芸(笑)
フジツボさんブースへご挨拶。
S耐以外のプロジェクトも着々と
進行しているみたいですよ♪
ピットに戻りまして、
新スポンサーさんのステッカー貼り♪
お世話になりますー
ピットウォーク始まりましたが…
ススムさんが寄り道?の嵐で
全然進む事が出来ず…
監督と私は先に進みますよー(笑)
間借りピットに到着すると
早くも要チャンがお仕事中♪
佐藤くん…第5戦ともなると、
ビラ配りも手慣れたものですね♪
ピットシャツのカラースキームが
19号車の黒赤白と少し似ているので
古宮選手と松本監督の会話も
ミーティング中?といった感じ…
お隣さんは楽しそうですね(笑)
ようやくススムさんご到着♪
そしてピットウォーク終了ー
予選中に給油作業をするという事で
戦闘服にお着替え。
…そう、あまりに人員不足な為、
遂に秘密兵器投入ですっ!
秘密のままにしとけばいいのに(笑)
今シーズン、毎戦入れ替わりの
給油作業補助要員。
いくら参加型レースと言えども、
素人にはキビしいのでは?と思いつつ
ブッツケ本番の時を待ちます…(汗)
秀士さん、予選直前に
流行りのアルミテープチューン♪
バンパーにリヤスポにガラスに…
電気の力で気流の剥離を抑えて
空力効率改善でスピードアップ??
0.001秒でも速くっ!
これぞレーシングドライバー。
ちなみにアルミテープは近所の
100均店でご調達…との事です(笑)
Aドライバー予選
松田選手 1'50.281(6位)
アタックを終え、ピットに戻る2号車
タイヤが泥だらけでコースオフ?かと
思いましたが、ABSが効かなくなる
トラブルが発生しブレーキロック!
前輪に大きなフラットスポットが…
タイム伸び悩みの理由が明らかに。
Bドライバー予選
ススム選手 1'48.855(1位)
予選用タイヤ2組ともダメにすると
グリッド最後尾ルールがあるS耐、
一抹の不安を抱えつつのアタック…
ABSを介入させずに…
出たぁー!唯一の48秒台っ!!
ススム選手渾身の一番時計ゲットで
満面の笑みですっ♪
アルミテープ効果もあったのかな?
Cドライバー予選
山下選手 1'52.902(7位)
ABSセンサーをスペアに交換し、
ピットアウト直後にブレーキテスト。
しかしタイヤスモークがモクモク…
トラブルは解消せず予選走行終了…
AB合算タイム 3'39.136
ST-5クラス予選4番グリッド獲得!
見よう見まねの給油補助作業…
ひとまずミッションクリアです!
予選後、トラブルの原因究明と対策で
マシンの調整に時間がかかります…
マシンの事はメカさん達にお任せして
ちょっとブレイクタイム♪
いつも沢山の方々から差し入れ
ありがとうございますっ!
大変美味しくいただきました♪
予選後インタビュー収録
ススム選手気分は上々ですね♪
決勝に向けてドライバー交代練習。
コンビネーションバッチリ♪
あーじゃねーこーじゃねー論議中。
解決の糸口は見つかった模様。
参加型チームらしく
応援に来てくれたTakumiさんに
ステッカー貼りのお手伝いを
していただきました♪
いつの間にかはぴスタ収録中♪
マシンのサービスが無事完了し、
辺りが暗くなってきたところで
ようやく給油作業練習。
フタは要らないだろうと取っ払い、
いきなりルーティン変更…(汗)
フィラーキャップの開け閉めを
入念に練習する私…何回やっても
いまいち自信を持てないまま終了…
決勝大丈夫なんだろうか???
という訳で、津山で作戦会議♪(笑)
監督は宿泊先のホテルでも
データ分析に勤しんでおられました。
結果に繋がれば良かったのですが…
【10月23日(日)決勝日】
決勝の朝は早く…8時半スタート。
慌ただしく準備を済ませ、
スタート前ミーティング。
非常に僅差のバトルが予想され、
ピットワークが鍵になりそう…
めちゃ緊張するんですけどぉ(汗)
なんとピットに塚越兄弟がご来訪!
私は写真を撮るので精一杯でした…
一度2号車に乗ってみて欲しい(笑)
スターティンググリッドにて。
また監督のおふざけポーズが…
…と思いきや、桑山カメラマンの
手にかかるとこうなります(驚)
次はシブメンでお願いします(笑)
スタート直前記念撮影♪
いつもより時間が短いので
スタートドライバーのススム選手は
ヘルメット装着のままです。
訪問されっぱなしの松本監督。
19号車とバトルしたいですねー
62号車のピットを間借りしまして…
いよいよ決勝レーススタートっ!
オープニングラップからスピン続出の
荒れた展開になりつつも、
ススム選手はクラス2番手まで浮上!
さぁここからという2周目1コーナー
何やら白煙が立ち込めていますが…
その向こう側には…えっ?!2号車!
一体どぉーしたんでしょうかー?!
サンドトラップにハマること数周…
ピットからは見つめる事しか出来ず…
ようやく救出されピットイン…
スピン時の他マシンとの接触により、
右前フェンダーが痛々しい事に…
フェンダーを引っ張って叩いて修復し
コース復帰を果たした時には
4周遅れの最後尾まで後退…
結局のところ
ABSトラブルは解消しておらず、
むしろ対策が裏目に出てしまい、
マシンの挙動が不安定のまま走行を
強いられる展開に。
31周目に通常のピットストップ。
ススム選手から松田選手へ交代。
フロントタイヤ交換。
今レース私の仕事場はコチラ♪
このキャップを捻りまくりですっ!
人生初の実戦給油補助作業は、
緊張で身体が硬くなっていたのか
フィラーキャップ緩めに手間取り、
何秒かロス…
しかも燃料補給タンクの栓を開く
タイミングが早すぎて
ガソリンが漏れてしまい、
消火器のお世話になる始末…(汗)
ただ、状況が状況なので
特に問題にはならずピットアウト。
ドライバーを信じてはいるけれど、
ブレーキトラブルを抱えたマシンが
ピットボックスに突入してくるのは
ちょっと怖かったです…
淡々と周回をこなす2号車。
次のピットまで残り8周の53周目、
タイヤの不調を訴えた松田選手が
緊急ピットイン!
「ガス!ガス!ガス!」と
にわかに緊張の走るピットでしたが
何とか給油準備が間に合い作業開始!
またもやフタ開けに手こずり焦る私…
予定より早めのピットインの為、
準備していた燃料量では多すぎて
ガソリンが溢れ出すものの、
ウエスで素早く拭き取りっ!
そこだけは何となく予想していたので
冷静に対処出来たかなと思います。
給油は車両左側での作業なので、
この時は気付きませんでしたが
他車との接触があったようで、
右側のドアがベコベコに…(涙)
フラットスポットの出来た前輪交換、
山下選手へドライバー交代して
最終スティント。
燃料補給のみの作業があるという事で
緊張してスタンバっていましたが、
総合トップ93周目にオイル処理の為
セーフティカー(SC)が導入され、
5周に渡りスロー走行。
給油の必要は無くなり何となく安堵。
SC解除のファイナルラップを
ウォールで迎える事が出来ました!
86周を完走した2号車は
ST-5クラス10位フィニッシュで
なんとか2ポイントを獲得。
ボロボロになっちゃいましたね…
レース後のピットウォークは、
コース上パルクフェルメにて。
…が、誰も来てくれませーん…(涙)
草加もなさんと浅井マリカさん
こんな時でも健気ですねぇ
…とか思ってたら、
佐藤くんビラ配りサボってるし…
ダイジポーズおねだり??(笑)
ようやくメンバーが揃いまして、
ちょっと…いや、かなり元気の無い
レース後インタビューを収録…
松本監督と山下さんは険しい表情で
一体何を話しているのでしょうね?
トラブルを解消出来なかった
ブレーキを見つめる松本監督…
その悔しさはいかばかりか…
いつも賑やかなコンビも
さすがにショボくれております…
首脳陣が集まって何やらお話し中…
ずーっと話し込んでいましたが、
もうストーブリーグですかね???
午後のレースがスタートする中、
テントピットの撤収作業を終え、
一足先に岡山国際サーキットを
後にする野崎班。
松本監督を相生駅まで送り届け、
私の任務も無事完了!
栃木までの長い旅が再び…(笑)
【レース後記】
岡山大会の結果を受けまして、
マシンのダメージが甚大…
チャンピオン奪取の可能性喪失…
などなど、様々な諸事情が絡み合い、
最終戦欠場という苦渋の決断…(涙)
11/20開催の第6戦終了をもって
ST-5クラス #2 ホンダカーズ野崎
with CUSCO & FUJITSUBO FIT
2016シリーズランキング5位確定。
第1戦 もてぎ 4位(タイヤ)
第2戦 SUGO 11位(タイヤ)
第3戦 鈴鹿 5位(タイヤ、ベルト)
第4戦 富士 2位(燃費?)
第5戦 岡山 10位(ABS)
全戦完走を果たす粘り強さがあり、
中盤以降は速さも備わってきましたが
度重なるトラブル発生や判断ミスで
多くのポイントを獲り逃した感が
否めない悲喜こもごもの2016年…
これもまたレースの厳しさでしょう。
過去2年から体制一新で臨んだ今季、
それまでいちサポーターだった私が
気が付けば全戦に帯同しまして、
レポーターに始まり、監督代行??、
計時係、事務局疾走、タイヤ組換依頼
勝手にピットシャツ製作(笑)
最後はピットクルーに至るまで…
あまりお役に立てませんでしたが、
貴重な経験をさせていただきました♪
ドライバーを始めチーム関係者の皆様
一年間大変お疲れ様でしたっ!
応援に駆け付けてくれた皆様
誠にありがとうございましたっ!
沢山の素敵な方に出逢えて光栄です♪
来季の体制はまだ何も分かりませんが
今季の悔しさをバネにして
きっと強くなっている事でしょう。
優勝の瞬間
シリーズチャンピオン獲得の瞬間
ぜひ立ち会いたいものですね♪
2017年シーズンも
熱きご声援よろしくお願い致します!