スーパー耐久2017第6戦岡山レースレポート

傷だらけ満身創痍で雨中9位完走
スーパー耐久シリーズ2017第6戦
スーパー耐久レースin岡山
ST−5クラス48号車
GO&FUNホンダカーズ野崎
エンドレスFITレースレポート

シリーズ2位の座を射止めるべく、
岡山国際サーキットへ乗り込んできた
チームに一体何が起きたのか?!
ちょっと切ない結末となりましたが、
振り返ってみましょう。

【10月13日:専有走行日】


野崎から岡国まで850km。
木曜仕事終わりにフィットを駆る事
10時間(休憩4時間)でギリギリ
間に合い8時半から専有走行1回目。
テントピットで出走準備中♪


小雨が降る17℃ちょい寒の中、
岡崎選手ドライブで
グリーンの48号車が出陣♪


作業エリアの13番ピットボックスに
移動して走りを見つめるものの、
タイミングモニターが無く状況が
いまいち掴めない状況だったので
ぷらっとプラットフォームへ(笑)
いつもエンジニアさんに任せっきりの
タイムキーパー業務代行です♪


岡崎:14周 2’01.432
高森:7周 1’59.942 ☆クラス9位

さすがに初走行でウェットは厳しい?
手探り状態の岡崎選手。
岡国経験豊富なドライバー達のように
まだ攻めきれていないようです。


コーヒーブレイクを挟んで
10:50より専有走行2回目。
コンディションは1回目と変わらず。


井上:9周 1'59.383
岡崎:3周 1'58.890
高森:3周 1'59.695
井上:3周 1'58.877
岡崎:5周 1’57.759 ☆クラス5位


予選シミュレーションを行いまして
セクタータイムに改善の兆しアリ♪
しかし他車もタイムアップしていて
路面が乾き方向なのか??
結局、トップと2秒差の5位。
絶望的なタイム差…と思いきや、
トップ車両はスリックタイヤでの
ベストタイムとの事。
さすがプロのエンジニアさんは
見るところが違います!


ランチの前に車検に向かいます♪
車検待ちでメカさん達と談笑。
最終コーナーを攻めるパーティレース
参加者達を応援しながら…(笑)
車検は無事合格です〜♪


どうやらセクター2で他車より1秒
ロスしている事が分かり、
ロガーデータを確認しながら
セクター2のアトウッドコーナーと
ヘアピン→リボルバーコーナーで
いかにボトムスピードを上げて
タイムを詰めていくかミーティング!


13:50から専有走行3回目。
雨は止み、路面はダンプ状態。
ドライタイヤで走行開始です。


岡崎:6周 1'53.544
井上:13周 1'52.781
高森:9周 1’52.432 ☆クラス9位


トップとのギャップは2.5秒ですか…
使い込んだタイヤでのタイムなので
ニュータイヤなら追い付けるかな??


金曜日の走行メニュー終了〜
ヨコハマタイヤサービスさんにて
Nishiさんの厳しい監視の下(笑)
予選用ニュータイヤへ組替です♪


テンP(テントピット)に戻り、
タイヤ天日干しならぬホイール磨き♪
スタッフ総出(ドライバーも!)で
アドバン君と戯れております(笑)
あれ?
Nishiさんどっかに行っちゃった?


拭き拭きしている間にQタイヤ完成!
ヨコハマさんお世話になりました〜


日が暮れてきたところで店仕舞い。
姫路までオーナーさんをお迎えに♪
道中、鹿さんと目が合いました!!
ホントに出るんですね…(汗)
エナジードリンクはほどほどに
戦況報告をいたしまして初日終了。

と思っておりましたが、、、
ほどほどで終わりませんでした、、笑

【10月14日:公式予選日】


一番乗り大好きな三橋さんが合流し
朝のメンテナンスタイム♪
ブレーキフルードのエア抜きでも
笑顔がこぼれてしまいます♪
スーさんペダル踏んでないけど
OKってどーゆー事??(爆笑)


オフィシャルさん達が大挙してきて
予選タイヤのマーキングです〜


「OIC」スタンプだったのかぁ
岡山国際サーキットの略です(一応)


ピットウォークでのお披露目に向け
ボディ磨きに余念がありません!
って、テントピットだから常時
ピットウォーク状態なんですけどぉ〜


という訳で、諸先輩方へご挨拶しに
ホントのピットウォークへ♪
クスコさん、ドライバー変更っすか?


束の間のふれあいタイム♪


さぁ予選が始まりますよぉ〜


まさかの日射しが降り注ぐ
ドライコンディションの予選…


まずは岡崎選手がコースイン!
十分にタイヤに熱を加えてアタック!
セクター1をいい感じでクリア…
おーっと鬼門のセクター2入口
アトウッドコーナーでオーバーラン!
気を取り直して次のラップに…
って、赤旗〜!!!がび〜ん(涙)


赤旗解除で再びコースイン!
どうせ決勝はウェットだろうから
タイヤ使い切ってもいいですよ〜
でもニュータイヤの美味しいところは
もう残っておらず…49秒台入れず…


前日から3.5秒速くなりましたが
悔しいクオリファイとなりましたね。

Aドライバー予選
岡崎善衛 1’50.004〈クラス5位〉


岡崎選手のフィードバックを受け、
井上選手がタイムアタック!
ポーンと好タイムを叩き出しご機嫌♪


Bドライバー予選
井上恵一 1’49.776〈クラス4位〉


見てよぉ〜オレのタイヤ!
コレがBドラ(左新品)
コレがオレの(右かなりユーズド)
井上さんの策略にハマってしまった
高森選手ですが…速かったです(笑)


Cドライバー予選
高森博士 1’51.785〈クラス3位〉


予選終了〜暫定4位でした。
ドライで走り込めていない割には
まずまずのポジションかなと。
岡崎さんが勢い良くグラベルを
突っ走った勲章が残りました(笑)


決勝は雨になるだろうからと
ガラスの曇り止めなどしつつ
セッティング変更??
「フィットに雨セットなんてある?」
とスーさんに訊かれたので、
「ワイパー動かすっす!(笑)」
そんな感じでワイワイ準備していると
予選3位になったらしいとの情報が。

予選後の再車検の結果…
まさかシリーズチャンピオンが
燃料規定違反を犯しタイム抹消とは…
同じ土俵で正々堂々と競っていたと
思っていただけに残念でなりません…


何はともあれトップ3で終えた予選。
宮崎さんを追走して酔いながら(笑)
途中でちぎられてしまったものの、
場所を赤穂に移しまして
野崎応援団をお招きしての作戦会議♪
しかーし!
誰も私が思い描くピット戦略を
聞いてくれないのであった…(笑)

【10月15日:決勝日】


朝目覚めて外を見ると、
路面は濡れてるけど降ってない?
スタートタイヤの選択難しいですね〜
なんて店長と話しつつ…
でも途中で雨が降ってきて
やっぱウェットレースだね〜とか
お喋りしつつ
じもてぃNishiさんのSC先導で
岡山国際サーキットへ…って、
これまたちぎられて迷子寸前…(汗)
ぶっちぎり状態の先導車窓から(笑)


サーキットに到着するや
着替えたり装備品を準備したり…
あれ?三橋さん耐火スーツ着ちゃって
メカ転身ですか?(寒いので…笑)


野崎フィット号が暖機十分で
最終戦ヤル気マンマンでございます♪


Gr−2のコースインは早朝8時。
作業エリアの13番ピットは…閉っ!
ガンガンガンっ!開けとくれよぉ〜!
ケンジさんのおかげで
ようやく開けてもらえました(笑)


「18」と書いてありますが
総合21番グリッドに着く野崎号。
グリッドウォークの時間は
雨がポツポツ状態で助かりました♪
でも雨のグリッドって初めてかも?


緒川さくらレポーターによる
スタート前インタビューを受ける
高森さんと店長。
レース後に握手会がどうとか…(笑)


おーっと、岡山にも岡崎応援団が
駆け付けてくれましたよ、店長!
もはや恒例の撮影フォーム♪
GO&FUNコーデですね〜


ノリノリなツートップに〜


ノリノリなスリートップ??


それを傍観するお手伝いさん(笑)


スタートドライバーの岡崎選手、
予選後に何やら秘密のアドバイスを
いただいたススム選手と談笑中♪
開幕当初と違ってリラックスした
雰囲気ですね〜

グリッドを離れ際にクスコ号へ
お互い頑張りましょう!と
ご挨拶してきたのですが…(後述)


8時35分セーフティカースタート!


3周に渡るSCランの間、
マシンを左右に振ってタイヤを温め
リスタートに備える岡崎選手。
燃費に余裕のあるマシンが
早々に1回目のドライバー交代義務を
消化するなど早くも動き出すレース。


4周目にリスタートが切られ、
66号車との小競り合いを続けながら
1’59前半のラップタイムを刻みつつ
3位キープの岡崎選手でしたが…


雨ラインでワイドに走行するインを
強引にこじ開けられ4位後退…


必死に食らい付いて離れず!
チームはPPスタートの
4号車をターゲットに据え、
彼らがピットインする直前の35周目
岡崎選手をピットへ呼び込みます!


作業は給油のみでタイヤ無交換。
岡崎→井上にドライバー交代
停車時間25秒でコース復帰。
次周ピットインの4号車の前に出て
アンダーカット成功です〜♪


ウォータースクリーンバトルを
繰り広げる井上選手でしたが、
7周走行した44周目にSC導入!


「ピット入る?」
「今入ってガス足りるの?」
「ガス行けるから入ろう」
「頭出し待った方がいい?」
「トップがピットに入っちゃった…」
「現在総合トップ3台後ろ…待とう」
「全然頭出ししないよぉ〜」
「じゃあこのラップで入ってきて!」


みたいなラジオのやり取りの末、
48周目に2回目のピットイン!
なぬっ?SCも入ってきちゃった?!


気を取り直してピットワーク!
給油のみ、タイヤ無交換作戦。
井上→高森へドライバーチェンジ
停車時間35秒…
ガス満タンでゴールまで行けるはず。


という事は…私の今シーズンの
レース担当ミッション完遂!!
あとは見守るのみっ!

それにしてもタイミングが悪かった…
SCが先頭車両を頭出しするのは
「競技長の指示があった場合」
いつもするものではないらしい???
レギュレーションって難解ですね…


大きく順位を落とした48号車ですが
義務ピットは終えているので、
レース展開次第でジャンプアップを
狙って走り続けます。
その証拠に高森選手が無言です。
喋らない時は攻めている時だから♪

そんな博士が64周目に突然発した
「終わったぁ〜」

えっ?!何ナニ?どうしたのー???

「右のミラー無い」
「ガラス無い」
「ドアめちゃくちゃ」
「サンドイッチされましたぁ〜」


どうやら接触したらしいけど…って、
なんじゃコリャー!!!
ホームストレートで見た姿は
走れているのが不思議なほど
グチャグチャになった野崎号…(涙)


これはさすがにリタイヤだろう…
チーム全員が思ったはずですが、
SC導入中にチェックしたところ、
不幸中の幸い?で足回りに
ダメージが無い事が分かり、
行けるところまで行こうとなって
レース続行!

☆レースアナリシス☆

野崎号に一体何が起こったのか?
車載映像とドライバーコメントより
48号車の64周目を分析すると…


前方を走行中の77号車が
ターン2(ウイリアムズコーナー)
手前でスピン!
トロトロとレコードラインへ…


それを避けようと減速旋回に入った
48号車の左サイドと後続40号車の
右フロントホイールが接触!


テールスライドし弾き飛ばされる形で
48号車の右側面と77号車のリヤが
激しくTボーンクラッシュ!!!


その直後77号車と40号車が衝突し
両車リタイヤでSC導入…
3台が絡む多重クラッシュ。

3車大きなダメージを負ったものの、
ドライバー達に大きな怪我が無くて
良かったです。
このような状況下では
避けられないレーシングアクシデント
だったように思います…


レースに戻りましょう。
この角度からはフツーに見えますが…
逆はグチャグチャになってます…
サイドのGO&FUNロゴの「&」下に
くっきりホイール痕が…(涙)


69周目にリスタートが切られ、
ズタボロの手負い状態ながらも
クラッシュ前と変わらないペース…
というかむしろ速い?ラップを重ね、
700号車を抑える力走!

しかしながら悪い事は重なるもので
リヤバンパーをプッシュされ、
めくれてしまう事態に…


オレンジ色のオフィシャルさんが
ピットにやって来て
「オレンジボール出しますよ」と。


82周目に掲示され、
無線の調子が…?だったりしつつ
ガムテープバンテージを準備して
84周目にピットへ呼び戻す事に。


そしたらオフィシャルさんが
「もうすぐチェッカーだから
ストップ&ゴーで良いよ」と。
なので、何もせずGo!!


結局、大きくポジションダウンして
満身創痍の85周9位フィニッシュ。


3ポイント獲得で合計56ポイント
シリーズランキング4位確定。
それにしても痛々しすぎて
パルクフェルメに行けなかったです…
こんな姿になっていたなんて…(涙)
レースの怖さを知った一戦でしたね。


みんなで俯いていたら、
店長が車両保管解除でピットまで
乗って帰ってきました…これぞ親心。
再起の手段を考えているに違いない!


そんな悲しげに見つめないで〜


ホイールのリムがとぐろ巻いてます…
どうなったらこうなるのやら???


黙々と昼食をとり、
超絶足取り重く野崎へ帰る店長…


私は野崎号Tカーで長い旅路でしたが
道中チームの皆さんと偶然一緒になり
夕食をとれたのが救いだったかなと。

【編集後記】

長いようであっという間だった
2017シーズン。
ちょっと切ない幕切れでしたけど
総じて楽しいシーズンでしたね♪




ホンダカーズ野崎の夢が詰まった
GK5フィットRSを駆ってくれた
岡崎さん、井上さん、高森さん
ありがとうございました!








楽しく、時に厳しく接してくれた
DIJON Racingの皆さん
大変勉強になった感謝の1年でした!




松本店長、三橋さん、そして私柴澤
泣いたり笑ったり悲喜こもごもだった
全レース帯同お疲れ様でした〜



カメラマンの林さん、織恵さん
沢山の臨場感溢れる写真で
レポートに華を添えていただき
とても助かりました♪


いつも熱いご声援をいただいた皆様
皆様の応援で頑張る事が出来ました!
誠にありがとうございました!

もてぎ・菅生・鈴鹿・大分・富士
そして野崎でお世話になった方々へ
1年間の応援に感謝しつつ、
名残惜しいですがこの辺で。
来たるべき2018シーズン
笑顔で開幕出来る事を期待して♪

ホンダカーズ野崎チーフサポーター
柴澤

記事末

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