オイル交換時のオイルドレンボルトの締付けトルクは?

こんにちは!

店長の松本です。

 

先日FK8シビックタイプRの

お客様から連絡がありました。

 

「オイル交換を自分でしたけど

締付けトルクを教えてください。」

 

しばらく自分でしていなので、、、

4~4.5kgfmくらいの

曖昧な記憶、、、

 

お客様に説明するには

やはり調べておかないと、、、

 

FK8シビックタイプRは

4.1 kgfmでした

ここでふと?

ホンダ車のオイルドレン

ボルトのサイズは

私が知る限り 17mm 

(ボルトの頭のソケットサイズ)

 

他の車種も気になり主要な車種を

調べてみました。

FK2は

DC5を調べると

タイプRとその他で違うの??

なんで違うの??

 

ここまでくると

とことん調べたくなります!

DC2タイプR

EK9タイプR

K20A ノーマル車

GD1 フィット

GE6 フィット

GK3 フィット

 

というか?

なんで同じネジサイズなのに

DC5はタイプRとその他で

違うのか?

 

もしかして材質によって違う??

そこで共通点がありました。

オイルパンの材質がスチールだと

締付けトルクは 4.kgfm

 

オイルパンの材質がアルミだと

締付けトルクは 4.kgfm

( なぜか最近が 4.kgfm )

 

ホンダの基準はそうかも

しれないけど、、、

???

 

ホンダの設計基準だと

締付ける材質によって

ネジの長さは違います

 

たとえば8mmのネジを

締めるけるのに

材質がスチールだと

 ネジ部の長さは
 1倍の8
mm

材質がアルミだと

 ネジ部の長さは
 1
.5倍の12mm

材質がマグネシウムだと

 ネジ部の長さは
 2倍の16mm

ここで余談ですが

余談その1

 

ネジは人類最大の発明だと

大学で教わりました。

 

ネジの起源は不明らしいです。

 

1500年頃に

レオナルドダビンチが

ねじ部品を使った様々な

装置が製作され、

締結用のねじ部品の

利用が広がったようです。

 

ネジがなかったらエンジンも

発明されていませんでしたね、、、

 

ここでクイズです。

エンジンの中で一番難しい

ネジの設計部分は

どこでしょうか?

 

正解はコンロッドボルトです。

コンロッドボルトは引っ張りと

圧縮を交互にうけるため

非常に過酷なボルトです。

一番設計が難しいです。

 

F1エンジンを設計をしていた時

特殊サイズのボルトを

作るか真剣に考えたことも、、、

例えば M9.5とか?

当然軽さを追求するためです。

 

余談その2

ネジのお話で面白い話がっ!

メカニック時代にデモランで

マクラーレン

ホンダのメカニックと

いっしょに仕事をする機会が

なんどかありました。

 

日本では普通に

プラスドライバーと

マイナスドライバーがあります。

おそらく小学生でも

わかると思いますが、、、

 

海外ではプラスでも

マイナスでも

スクリュードライバー

と言うらしい、、、

超不思議です。

 

日本人頭いいな!

と言われました。

 

余談その3

エンジンオーバーホールを

ホンダカーズ野崎では

行なっておりますが、、、

 

過去に5件ほど

ドレンボルトの

締付け不良による

オイルぶちまきで

入庫があります。

 

当社ではそのような

ことが無いよう明確な

決まりを設けております。

 

企業秘密ですが

気になったら

メカニックに聞いて

みてください!

 

余談その4

オイルドレンボルト関係で

多いトラブルがオイル漏れです。

ワッシャーを交換しないで

オイル交換するお店が

いまだにあるようです。

再利用はオイル漏れの原因と

なりますのでお控えください。

 

35円(税抜き)をケチって

信用を失わないように、、、

 

余談その5

最近はさすがに

少なくなりましたが

「俺はトルクレンチなど不要!!

 体が覚えている」 

という職人メカニック

 

ある意味重要ですが

閉め忘れを防ぐ意味と

人間の体なんて体調で

感覚が変わるので

絶対必要です。

 

そんなことを言うお店は

絶対さけた方が良いです。

 

というわけで

本題に戻りますがっ!!

 

なぜが工場長が

アクテイトラックの

締付けトルクを調べたら

4.5kgfm でした。

アルミオイルパン

なのになぜ???

 

振動とか緩む危険性

があるから?

トルクアップで管理??

単なる記載ミス?? 笑

知っている人がいたら

教えてください!!!

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