エンジンオイル交換する際にオイルを抜かなければなりません。
いままで当店では下抜きで作業していましたが2017年より上抜きでの交換をすることにしました。
第1の理由は最近販売されている車両の多くにアンダーパネルが装着されており外すのにかなり時間がかかることです。
第2の理由は上抜きのオイル回収機の性能がかなりアップしたことです。
オイルエレメント交換時は下抜きでの作業を致します。
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目次
①オイル下抜き、上抜きとは
②オイル下抜きのメリット、デメリット
③オイル上抜きのメリット、デメリット
④オイル上抜き機械
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①オイル下抜き、上抜きとは
エンジンオイルを交換する際に、オイルパンに
溜まったオイルを抜きます。
下抜きとはオイルパンのドレンボルトを
緩めてそこから古いオイルを抜きます。
(注)ドレンボルトが真下についているのは最近みかけません、、、
最下部付近にドレンがあるとほぼ全量が
抜けます。
最近は干渉防止で後ろ側にドレンが
あるものが多くあります。
後ろ側にあるためフロントをあげると
オイルがきれいに抜けます。
EK9シビックタイプRのオイルパンです。
車体後部側にドレンがあります。
水平抜きで問題ありません。
FD2シビックタイプRのオイルパンは
なぜかドレンボルト付近に工具の逃げらしき
へこみがあります。
これが邪魔をしていてリフトアップした
状態だとオイルが全量抜けません、、、、
なぜわかったかというと、無限RRのオーナー
さんが無限のオイルパンに交換した際に
オイルパンを外したらオイルが
残っていました。
FD2は前上り(フロントジャッキアップ)
だとオイルがよく抜けます!!
上抜きとはオイルレベルゲージから専用の
ホースを入れて負圧でオイルを上から
吸い出します。
当社で購入した機械は形状記憶合金製の
細いホースとなっているため奥まで入り込み
吸い残しが少ないものとなっております。
②オイル下抜きのメリット、デメリット
オイル下抜きのメリット
エンジン下回りを点検できる。
オイル漏れが初期状態でわかる可能性がある。
オイルエレメントと同時交換が可能。
アンダーパネルを外すのが大変。
③オイル上抜きのメリット、デメリット
オイル上抜きのメリット
ドレンボルトを緩める必要がないので
閉め忘れなどのミスが防げる
ジャッキアップ不要(時間短縮)
ドレンのワッシャーを交換する必要がない
ネジの緩む心配がない
ねじ山を壊す心配がない
オイル上抜きのデメリット