スーパー耐久シリーズ第2戦「富士SUPER TEC24時間レース」が5/26~28富士スピードウェイで開催された。ST-2クラスHonda R&D Challengeは24時間レース3度目の挑戦となる。
5/25夜間練習走行中に予想だにしないアクシデントがチームを襲った。ホームストレートエンドに差しかかったところコース上に小動物が突如侵入、避けきれずぶつかってしまいマシンは大きなダメージを受けてしまった。マシンの修復に全力を注ぐが翌26日の予選には間に合わないと判断し予選はキャンセルした。決勝のスターティンググリッドにマシンを並べられるよう予選中もメカニックが賢明な作業がおこなわれ、夜にはマシンの修復が完了した。
決勝はクラス4番グリッド(総合22番グリッド)からスタート。オープニングラップの1コーナーで1台抜き3位に。その後も743号車は快走をみせ他車のピットインの関係もあり一時は首位を走行する。
順調に周回を重ねていたがピットストップペナルティや早い段階でメンテナンスタイムを実施し、後方からの追い上げとなる。
レース開始から12時間過ぎたところでクラストップを走行していたマシンがトラブルによりコース上でストップ。これで743号車は順位を一つ上げる。レース開始12時間半頃ダンロップコーナー手前で他クラスのマシンがコース上に突如現れた動物をぶつかってしまい大クラッシュ。この影響でレースは1時間半近く赤旗中断となる。
朝5時にレース再開。743号車は順調に周回を重ね4位を走行するがレース終盤マシンに異変が起こる。
レース残り1時間40分頃743号車のエンジンが突如不調となり緊急ピットイン。メカニック総出で復旧に向けて作業をおこなう。
表彰台まであと一歩及ばずかと思われたが、3位走行していたマシンもトラブルを抱えておりピットインを繰り返していた。長い協議の結果チームはマシンの応急処置をして周回を重ね表彰台を狙う決断をする。
これが功を奏しHonda R&D Challenge 743号車は24時間レース3年目の挑戦で初の3位表彰台獲得を成し遂げた。第2戦終了後ポイントランキングは2位。次戦は7/8~7/9スポーツランドSUGOで開催される。