ショーワチューニングS660試乗会
夏の終わり8月27日午後1時より
大田原市ふれあいの丘にて開催!
長きに渡ってホンダ車の足元を
支え続けているショーワさんの
アフターパーツブランド
『ショーワチューニング』
いまイチ推しのサスキット
エボリューション 極(きわみ)
渾身のSFRDを搭載したデモカーと
愛車の比較というかつてない企画っ!
果たして「ダンパー」の違いを
鈍感な自分が体感出来るのだろうか?
期待と不安が入り混じる中、
朝イチで洗車してウキウキ気分で
会場へ向かいましたが、途中で雨に…
そんな訳…と思いつつ到着し、
参加メンバーを見るなり納得…
また降らせたんかいっ!(笑)
4名ずつ3班に分かれての試乗会。
まずは担当の伊東さんとご挨拶。
趣旨説明と試乗コースの説明の後、
先入観無く乗って貰いたいという事で
早速試乗会スタートっ♪
「大田原のニュル」で名高い(笑)
S字コーナーや凹凸路を組み合わせた
1周7kmの市街地特設コース。
所要時間は8分程度。
店長先導によりコース下見をした後、
ショーワチューニングS660搭乗!
店長がエスコートしてくれます(笑)
1周走行後、すぐさま愛車に乗り換え
もう1周の比較走行を行いました♪
特設コースと言えども
一般公道ですので法定速度位で走行。
それでも違いは明確に分かります。
スタート直後の繋ぎ目段差通過時に
「おっ」となるくらいですから♪
大満足の試乗走行後、
伊東さんが各自の感想をヒアリング♪
店長が降りてくる参加者さん達に
「感想は今言わないで下さいねー」と
しきりに言っておりましたが、
表情やリアクションで
大体分かっちゃうという…(笑)
共通していたインプレッションは
「突き上げ感のマイルドさ」
ここで私の拙いインプレを少し…
ノーマルサスの我がS660に対し、
ショーワチューニングS660は
前後タワーバーを装着している他は、
フロントで+14%、リヤで+26%
高められたバネレートと
SFRDの仕様差のみで比較走行♪
平坦路のうねりやコーナリング時には
固さを感じますが、不快ではなく
むしろ心地よいハードさ。
特筆すべきはやはり凹凸路通過時の
突き上げが適度に抑制されている事!
「ガツン!」と突き上げられて
「ガタガタっ」と揺れる純正に対し、
SFRDは「タンっ」といなして
「スっ」と収束する振動…(感動)
振動のカドが取れたような感じ?
しなやかさを感じました。
大きなうねりはドシっと踏ん張り、
小刻みな路面変化はサっといなす…
固いけど柔らかい??
摩訶不思議で快適な乗り心地でした!
サーキットでの限界走行でどういった
挙動を示すのか試してみたいですね♪
一通り試乗が終わると座学会♪
皆さん伊東さんの話に耳を傾けます。
製品のカットモデルに触れながら
懇切丁寧に説明していただきました。
ショーワチューニング座学おさらい。
SFRDは
低周波振動はしっかり受け止め、
高周波振動は効果的に遮断する。
減衰力可変機構はショーワ特許技術。
ショーワ製ダンパー純正採用車のみ
製品化しており、パーツ流用などで
コストを抑えつつ、バネを新調し
SFRDで高度にチューニング。
S660は車高を下げるとロール増
(注)画像はサーキット走行時です…
ロールセンターと車体重心が離れる
サスジオメトリーなのだそう。
必然的にバネはガチガチに固める
セッティングにならざるを得ず…
という訳で、純正車高をキープ。
車高調整機能追加は構造的にNG。
ツインチューブダンパーなので
オーバーホールは不可能。
アフターパーツなので1年保証ですが
アコード純正採用実績もあり安心♪
そうこうしているうちに雨も止み、
裏庭にて記念撮影会♪
少しハプニング?もありましたが、
無事に初の試み終了ですっ!!
参加されたS660オーナーさん
各々違いを体感されたようで、
有意義な試乗会となりました!
助手席でも体感出来るみたいですよ♪
以上
イベントの模様をお伝えしましたが、
ここからちょっとディープな話(笑)
今回、違いを体感したパーツは
サスペンション構成品『ダンパー』
スプリングの振動を減衰させ、
クルマの操縦安定性と乗り心地を司る
とても重要で奥の深い部品です。
ダンパーの基本原理は「コップ洗い」
柄の付いたスポンジを水の入った
コップに入れ、押し込む時に感じる
抵抗感が「減衰力」そのものです。
この力で振動し続けようとするバネに
ブレーキをかけている訳です。
毎度水をブチまけていられないので
密封したのがダンパーです(笑)
気泡多数のスッカスカなスポンジと
気泡少数のビッチビチなスポンジとで
抵抗感が異なるのと同じように、
実際のダンパーではスポンジを
ピストンに置き換えて、
孔の大きさやバルブ開閉具合によって
減衰力の出し方を決めています。
スポンジとは大違い(笑)
ショーワチューニングのSFRD…
すなわち「周波数感知応答ダンパー」
路面の凹凸を周波数として感知して
減衰力変化で応答するという技術!
孔が増えたり減ったり、
しかも大きさも自在に可変!!
それをバルブのメカ構造だけで
達成とは…スゴすぎますっ!
ダンパー内部でそんなスゴイ事が
起こっているとは露知らず凹凸路に
突入すると、圧力感知室が察知して
第2の流路を開放し、減衰力を下げ
ソフトな乗り味を演出するのです。
しかも流路サイズが無段階可変なので
不自然さが現れないのですね。
一方、コーナリング時には
圧力感知室は完全無視で流路閉鎖し、
減衰力を最大限に効かせて安定した
姿勢を作り出すダンパーへ豹変♪
痛快ハンドリングマシーンS660
ノーマルでも確かに痛快なのですが、
ダンパーの匠が制約を取り払って
思いのままに理想を追い求め
高度にチューニングしていくと、
より痛快になる事が分かりましたっ!
とてもオススメのアシですっ!
というか、私が欲しいくらいです…
この違いを文章で説明するのは酷…
やっぱり乗ってみるのが一番です!
ホンダのテストドライバー気分を
味わえた素晴らしい機会をいただき
松本店長と伊東さん
大変ありがとうございましたっ!
次回、サーキットでの開催を
大いに期待しておりますっ!