お客様の声(口コミ&評判)芳賀郡茂木町 柴澤亮様よりS660のご感想をいただきました。
【念願のS660購入】
東京モーターショー2013で
突如現れた
S660 CONCEPTに感銘を受け
もし市販されるなら
何かとお世話になっている
ホンダカーズ野崎さんで
購入しようと決めていたS660。
売り方が特殊な
売り方ですし
ただでさえ
スポーツカー好きが集まる
ホンダカーズ野崎さんですから
オーダーしても
乗れるのは数年先かなぁ
なんて思っていました。
...が、私の想いを
汲み取ってくれた店長が
手を尽くしてくれまして
発売から4ヶ月で
納車していただきました。
実車も見ずに
デカイ買い物を
してしまいましたが
今はとても満足しています。
私はBeatオーナーでもありますが
今回は代替ではなく増車です。
そんな訳で
車名は違えど
どうしても
比較してしまいたくなる
S660とBeat。
納車から2ヶ月
約2,000kmの走行を経て
ようやくS660に
慣れてきたところで
Beat対比を交えながら
私なりのインプレッションを
お伝えしたいと思います。
まずは我がS660の仕様から。
αグレード6MTの
センターディスプレイ付です。
純正仕様を
味わい尽くすべく
オプションパーツ装着は
必要最小限です。
【エクステリア】
流線形ボディの
随所にエッヂの効いた
文句なくカッコ良い
秀逸なS660のデザイン。
肉感たっぷりの
リヤフェンダーに
鋭く伸びたテールランプが
特にお気に入りです。
毎日ニヤニヤしながら
眺めています(笑)
一方
丸みを帯びた
キュートなBeat。
切れ長ヘッドランプの
フロントビューに
エスハチをオマージュしたリヤ
初代NSXを彷彿とさせる
エアインテークが相成り
ミッドシップ軽オープンスポーツの
アイコンとしていまだに
色褪せないこちらも
秀逸なデザイン…。
甲乙付けられませんっ!
【インテリア】
スポーティで
プレミアム感漂うS660と
ゼブラ柄でポップ調なBeat
対極を成しています。
ヒップポイントを
実測してみたところ
地上から
S660:25cm
Beat:23cmという
驚きの低さなのですが
S660のサイドシルが6cm
ドアが7cmもBeatより
高くなっているので
潜り込み感がハンパ無く
数値以上の低さを
感じさせてくれます。
腰痛持ちには
ホールド性が厳しい
Beatのシート
(よって社外品に換装)
でしたがS660のシートは
腰周りのサポート性が良好です。
【パワートレイン】
高回転まで気持ち良く回る
BeatのE07A NAエンジン。
S660専用タービンで
レスポンス良く低回転域から
トルクを発生する
S07A TURBOエンジン。
回す楽しさで言えば
E07Aに軍配が上がるものの
登坂路でもグイグイ攻められる
S07Aも十分楽しいです。
巷ではパワー不足が
指摘されているようですが
ワインディング路や
高速道路走行においては
必要にして十分な
パワーだと私は思います。
トランスミッションについて。
その吸い込まれるように
エンゲージされる
小気味良いシフトフィールは
両車に共通した美点です。
ただし
高速100km/h巡航では
クルーズ用6速を備えた
S660が2,900rpm
ローギヤード5速の
Beatは5,200rpmとなり
静かで快適なのは
断トツでS660です。
【シャシー】
どちらもドライブが
楽しいクルマですが
S660の回頭性は
群を抜いていますっ!
『痛快ハンドリングマシン』
に偽り無しです。
路面のバンプに
神経質にならざるを得ない
Beatに対し
サスストロークが
十分確保されているS660は
路面の凹凸にしなやかに
追従してくれます。
アジャイルハンドリングアシストの
制御介入は全く気付けないほど
自然で速度を保ったまま
スッとノーズの向きを
変えてくれます。
公道ではその性能を
持て余してしまうので
ホンダカーズ野崎さん主催の
ドラチャレにてS660の
限界性能を試してみたいですっ!
【燃費】
カタログ燃費は
S660が
JC08モード:21.2km/L
Beatが
10モード:17.2km/Lですが
実際のところはどうかというと…
8月~9月の暑い盛り
エアコン使用は3割ほど
ワインディング走行と
通勤走行やや多め
というS660走行環境。
Beatも似たような
シチュエーションですが
エアコン使用が比較的少ない
4月~8月時期の
データになります。
ガソリン満タン法による
燃費計測値は
S660:21.1km/L(1,464km/69.4L)
Beat:18.2km/L(964km/52.9L)
納車仕立てで
はしゃいで走った割には
S660の方が
16%ほど好燃費でした。
JC08モード燃費に
迫れると思っていなかったので
嬉しい誤算です。
ただ
メーターに表示される
平均燃費計の数値は
「22.9km/L」だったので
満タン法燃費数値は
8%ほど低くなるようです。
その辺の誤差の理由は
燃費マニアの風見さんがそのうち
解明してくれる事でしょう(笑)
S660で高速道路も
走行してみたのですが
100km/h巡航時の
燃費計表示は
21km/L台後半でしたので
実燃費は20km/L程度
ではないでしょうか。
Beatは
いくつか高効率パーツに
交換しているので
燃費は負けないだろう
と思っていましたが
S660はさすがに
Nシリーズの
エンジンだけあって
回してもすこぶる
良い燃費ですね。
ターボエンジンの燃費には
懐疑的でしたが
考えを改めさせられました。
ちなみに両車とも
S耐ホンダカーズ野崎
with CUSCO&BOMEX FIT号
をサポートしている
frixionさんの
エンジンオイル添加剤
ハイパールーブ165
を入れています。
Beat実績で
燃費が7%改善したのを
確認済みですので納車時に
添加してもらったS660でも
燃費が多少
上乗せされているはずです。
これはオススメですっ!
S660は
25Lタンク満タンで
500kmはコンスタントに
走れそうです。
エコランに徹すれば
もう少し走れそうな
気もしますがS660が
楽しい走りへ誘うので
難しいです(笑)
余談ですが
エアを抜きながらチビチビと
ガソリン給油しなければ
いけなかった
Beatに比べると
S660は一瞬で
給油が完了します(笑)
フューエルタンクの
位置が下がり
フィラーパイプの向きが
ほぼ垂直になった事で
エア抜き性が
改善されたのでしょう。
【オープンエア】
オープントップにするには
Beatが
ロック解除→リヤスクリーン分離→幌開
の一般的でシンプルな手法に対し
S660はユニークな
ロールトップですが
ロック解除→トップ巻き巻き→フロントフード開
→収納BOX開→トップ収納→諸々閉…
と、結構手間がかかります。
走行風の巻き込みについては
ドラポジにもよると思いますが
Beatが頭頂部を
すり抜けていくのに対し
S660は右側のみ髪が乱れる
気流となりそれが
センターピラーに当たって
風切り音を発生するらしく
やや耳障りに感じられます。
開閉可能な
リヤウィンドウを開けると
エンジン排熱が室内に
入り込んできてしまうので
冬は良いかもしれませんが
夏はちょっと厳しいですね。
総じて
オープンエアのお手軽感・爽快感は
Beatに一日の長があると思います。
【収納】
ラゲッジスペースが
皆無という潔すぎるS660。
本当に荷物の置き場所が無いです…
リヤトランク
フロントスペアタイヤパン
幌下と小さいながらも
意外と積めちゃうBeatですが
S660では荷物を運ぼうとは
考えない方が
良いのかもしれません(笑)
【総評】
絶対的なスポーツ性を求めるならS660
官能的なスポーツ性を求めるならBeat
…といったところでしょうか。
S660にはS660の
BeatにはBeatの良さがあります。
両車ともHondaの名機として
末永く語り継がれる事でしょう。
まだまだ納期が
かかるとは思いますが
待つのも楽しくなってしまうS660。
S660に乗ってみたいなぁ
とお思いの方は
親身に応対してくれる
ホンダカーズ野崎さんへ
一度ご相談してみる事をお勧めします。
ざっとご紹介してきましたが
S660との付き合いは
まだまだこれからですし
新たな魅力も
沢山発見していきたいので
ホンダカーズ野崎の皆様
私のS660とBeatの主治医として
これからもよろしくお願いしますっ!