査定価格にご満足いただいたら、次はいよいよご契約となります。大きなお金が動きますのでトラブルの無いようにていねいに｢買取価格の内訳」をご説明します。

買取価格の内訳

買取価格とは売買月や車検残月数により
変わってくる自動車税や自賠責保険、
さらにはリサイクル料金などを
査定の基本価格にプラスしたものです。
買取価格＝
査定基本価格
+自動車税未経過相当額
+自賠責保険の未経過相当額
+リサイクル料金
となります。
よく理解しないと勘違いしやすく、
トラブルの元となるので
注意が必要です。
買取価格100万円と言われたら、
全部コミコミで100万円と言う意味ですので、
それ以上増えることはありません。

自動車税の未経過分とは

軽自動車は返金されない？

軽自動車は年払いのため、
返金や還付はありません。
そもそも軽自動車は市町村税、
普通車は都道府県税と納付先も異なります。

自動車税の未経過分とは

普通車の自動車税は毎年5月に
4月から3月の1年分を
納付していると思います。
2000ccクラスとなると39,500円
(初度登録から13年未満)になります。
年度の途中で手放すと、
残りの月数は未経過分として
返金されます。(普通車のみ)
ただし、名義変更などに
要する日数があるため、
毎月15日までが締め日となりますので
手放す月を12月とすると、
12月15日までは1～3月までの3ヵ月分、
12月15日を過ぎると2～3月までの
2ヵ月分となります。
*引渡し時に必要書類が
全部そろっていることも条件となります。

自動車税未経過分の計算方法

それでは、どれくらい戻ってくるのか
計算してみましょう。
2000ccの車を12月(15日まで)に
手放したとすると、1月から3月の
3ヵ月分が未経過分として返金されます。
39,500円÷12ヵ月×未経過分3ヵ月≒9,900円
9,900円が返金されます。

自動車税の処理(返金)方法

どのようにして返金を受けるかは
何通りかありますので
その都度最適な方法で処理します。
・車検が残っていない場合は、
ナンバー抹消する可能性が高いため、
買取金額に含めず、後日還付を受けます。
この場合は当店からではなく
自動車税事務所から通知が行きます。
・車検が残っていて、当店が
車検をそのまま引き継ぐ場合は、
買取金額に含めてお支払いします。
・年度末の3月15日過ぎは3月中の名義変更、
抹消手続きが間に合わない可能性が高いため、
翌年度の自動車税が発生してしまう
場合があります。その場合は、
買取金額から翌年度の１ヵ月分を
引かせていただき、自動車税の納付書が
届きましたら、当店へ送っていただきます。

以上のように、車検残や年度末などで
返金方法が変わってきます。

自賠責保険の未経過分とは

自賠責保険も自動車税と同じように
残月数により返金が受けられます。
しかし自賠責保険の場合は
加入日がそれぞれ異なりますので、
満期日の2週間前を締め日として計算します。

リサイクル料金とは

平成17年から開始されたリサイクル料金は
最終所有者が支払うこととなっているため、
廃車にするときの所有者に
支払い義務が発生します。
それをあらかじめ前払いしているため、
買取りにより次のユーザーに受け渡す場合は、
返金されることになります。

買取契約時の必要書類

買取契約時に必要な書類をご説明します。
①車検証
②自賠責保険証書
③リサイクル券
④自動車税納税証明書
⑤印鑑証明書
⑥委任状
⑦譲渡証明書
となりますが、
⑤⑥⑦は所有者のものとなりますので
ローン購入などで所有者がローン会社や
購入販売会社である場合は、
所有権解除書類として所有者のものを
取得する必要があります。

また、車検証の住所と現住所が
引越しなどで異なる場合、
住民票や戸籍の附票により
住所の結びつきを証明する必要があります。
結婚などで姓が変わったり、
市町村合併や地番変更などにより
住所の記載が変わったりした場合も同様に
車検証と印鑑証明の結びつきを証明するために
住民票などを用意する必要がありますので
注意が必要です。

必要書類がそろわなければ、
買取金のお支払いができませんので
事前の準備が重要です。

お支払い方法

買取金額にご納得いただきまして、
ご契約書にサインをいただき、
必要書類が全部そろいましたら
いよいよお支払いとなります。
基本的にお支払いは銀行振込となります。
ご契約後、平日で水曜を除く
2日以内にお振込みいたします。

買取価格の内訳まとめ

ホンダカーズ野崎では買取価格の明瞭化に努めて、
不安のないご契約とお支払いを心がけております。
良いものをお譲りいただく対価として
お支払いするわけですから、
お互いに気持ちの良いお取引ができればと
思っています。