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大人の部活第3回 川田恵一さん講演会レポート by柴澤亮

投稿日:

ZCエンジンはレース用だった?!
11月5日(土)17時より
トコトコ大田原の会議室にて
大人の部活第3弾として開催された
ホンダOB川田恵一さん講演会。
貴重なお話しを綴っておきましょう。

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サーキットやイベントで
いつもお見かけする白髭で眼鏡姿の
川田恵一さんとは一体何者なのか?

ずーっと気になっておりましたが、
講演会冒頭で経歴をご説明いただき、
ホンダで市販車用およびレース用
エンジンの設計をされており、
生粋のレース屋さんなお方である事が
判明いたしました♪
休日返上でレースに没頭し、
無限社屋でこっそり開発もしたそうで
歴代のホンダマンのお名前が
ポンポン出てきてビックリです!

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そんな川田さんが設計を任された
名機と誉れ高きZCエンジン。

CVCCに代わる次世代機として

コンベンショナルなエンジンを…と
当初はクイントインテグラに
搭載予定で開発がスタートしたものの
グループAレースが日本で始まるとの
噂を聞きつけた開発メンバーは
S800以来となるツインカム!
排気量1.6リッター16バルブ
ロッカーアーム式バルブ駆動で
200馬力超に耐えうる堅牢さ!
という仕様で設計を進めたそう。

1500cc+100ccで税金が上がりますし、
DOHC化で部品点数増&コスト増…
営業部門に反対されたものの、
SOHC版も設計して比較した上で、
性能もコストもクルマとしての魅力を
考えればコレなんだっ!と訴えかけ、
GOサインをいただいたようです。

メカニカルなトピックスとしては、
カムシャフトが直接バルブを駆動する
直打式が一般的だった当時、
バルブリフト量の自由度が高い
ロッカーアーム式を採用した背景は
レースでの高出力化を想定したもの。
カムシャフトのレイアウトを工夫し
コンパクトな設計を可能にしたのは
様々なエンジンを見てきた川田さんの
経験がそうさせたのでしょうね。
後のVTECへと繋がる秀逸な設計!

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一方、車体側はというと…
レースベース車両として考えた時、
開発中のクイントインテグラでは
車格が大きすぎて重い…
バラードCR−Xは軽いけれども
ハンドリングがシャープ過ぎる…
そこでホンダはAT型シビック…
通称ワンダーシビックを採用し、
年間5千台の生産ノルマがある
ホモロゲーション要件を満たす為、
クイントインテグラで初搭載予定の
ZCエンジンをシビックに前倒しで
搭載してSiグレードとして発売っ!
かなりの力技を繰り出しまして、
型番が進んだエンジンが先に登場する
逆転珍現象が起きる事態に…

ZCエンジン搭載の証とも言える
ボンネットの膨らみ…
通称「パワーバルジ」ですが
あのバルジがハイパワーエンジンの
カムカバーを避けているものと

思ったら大間違い!!
実はパッと見でSiと識別出来るよう
デザインしただけでボンネット内側は
フラットという…

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S800のヘリテージだったのです!
当時はこんな遊び心がデザインに
反映されていたのですね♪
これはEF型グランドシビック、
サイバーCR−Xの前期型まで継承。
私の中の神話が崩壊していく…(笑)

遊び心はヘッドカバーにも。
何かを避けたような凹凸のある
独特なデザインが施されていますが、
こちらも何も避けておらず…
色もブラックやシルバーではなく、
ブラウンの独特な色合い。
何れもとあるレーシングエンジンの
リアルに避けた形状に感化されて
このデザインになったそうです。
色の方は短命だったそうで…(涙)

そんなドラマを経て登場した
ZCエンジン搭載のシビックSi。
ホモロゲーション取得までの期間で
急ピッチでレース車両造り。
エンジンの基本骨格はそのままに、
ボアアップ、圧縮比変更、
動弁系強化にハイリフト化、
吸排気系効率アップなどなど…
シャシーは軽量化、剛性アップ、
サスペンションチューニングなど…
多岐に渡る開発。
独特なサス形式のシビックゆえ、
セッティングは難航を極めたとか。

1985年開始のグループAレースに
満を持してチーム無限として途中参戦!
ホンダがマニュファクチャラーとして
初めてツーリングカーレースの
全日本選手権に殴り込みをかけます!

参戦初戦でポールポジション獲得!
参戦2戦目で総合優勝!
ウェットレースで大排気量車を撃破し、
総合優勝を飾ったのはもはや伝説です!
「雨の中嶋」逸話の一つでもあります。

『無限』といえばレース屋さんの
イメージが強い今日この頃ですが、
意外にもこのグループAレースが
初のレースチーム運営との事。
ホンダと共闘のワークス体制で
開発に臨むも、以降苦戦を強いられた
お話は無限ツアーで熊倉元監督が
語っていらっしゃいましたよね。

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参戦2年目の1986年より
市販車ベースの4穴ナット締結から
ホイールセンターロックナット解禁。
どんなカタチなの?
なんで左右でナットの色が違うの?
トルクレンチでかいし長いし!
インパクトレンチどこで入手するの?
初めてで分からない事だらけな局面を
一つ一つ調べて造って調達して
臨んだシーズン。
しかしながら、ワークスチームゆえに
高みを目指した開発パーツの
相次ぐトラブルにより低迷…

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苦難のシーズンを乗り越えた87年、
中子修/岡田秀樹組の無限シビックは
全戦全勝の最強チームへと変貌っ!
ホンダシビックとしては、
ワークスとサテライトチーム合わせ
グループAが終焉を迎える93年まで
マニュファクチャラーズタイトルを
7年連続で獲得するという偉業を
成し遂げるのでした!

年々開発競争が激化していく中で、
あんなところにまで手を加え(秘密)
シビックは強くなったのですねぇ。

 

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ワークスチームの無限は、
ZC搭載のEF3グランドシビック、
B16Aへ換装のEF9シビック、
EG6スポーツシビックを
都度いち早く投入し先行開発を担当。
そして松本メカニックも登場♪

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出光MOTION無限シビックの
給油クルーだったという伝説は
野崎界隈では有名なお話です♪

大盛況のグループAレース、
筑波で5万人超の観客動員、
場内の移動も渋滞もハンパ無いという
今では考えられない大フィーバー。
ピットでのマシンの出し入れでさえ
一苦労だったというのですから、
今のスーパーGTとは一味違う
熱狂ぶりだったのでしょうね。
ぜひ一度観てみたかったなぁと。

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無限のワークスナンバーは「16」
愛車のナンバーを16にする人も
いるほどの有名なゼッケンですが、
意外にも参戦当初は「15」でした。
87年から「16」になった経緯、
その由来は諸説あるようで、
有力な説を教えていただきました♪
確証はないそうなので、
講演会参加者だけの秘密という事で…

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グループA時代を前後した
ホンダ市販車ベースのレースについて
プライベート活動から社内チームまで
ご説明いただきました。
初代のエスやエヌで始まった歴史は
紆余曲折を経て現在まで続いている
由緒ある活動なのですね。
知らないマシンが沢山ありましたし、
社内チームのゼッケンにも歴史あり…
ただ、現在の社内レース活動は
縮小傾向のようで寂しい限りです。

掻い摘んで書いてしまいましたが、
これにて講演会終了。
続いて質疑応答タイム。
なぜか店長から指名を受けてしまい、
へぇなるほどねーすげぇなーと
聞き入っていただけで
何も考えていなかった私は咄嗟に
VTECエンジンの開発にも
携わっていらした事を思い出し、
「串焼き食べてる時に思い付いたって
いうのは本当なんですか?」
という質問をぶつけてみたところ、
「アレは二輪の技術を応用したもので
串焼き云々は後で取って付けたもの
だと思いますよー」
…と、会場の爆笑というか失笑を
誘ってしまう結果に…
皆さん、書籍の情報を鵜呑みにしちゃ
ダメですよー(笑)
でも、REV開発者さんに真相を
聞いてみたかったりします…

 

当時の関係者である参加者の方が
持ってきてくれたリザルト原本!
うぉーSatoru Nakajima!

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コチラもご持参いただいた一品。
50万km走破ZCエンジンの
ノーマルピストン&コンロッド!
めちゃくちゃ頑丈ですね。
さすがレース用エンジン(笑)
レースでの過酷な環境にも耐えうる
マージンは確保してあるそうです。
ZCのみならずB16Aも。
現在の量産エンジン設計では
もはや許されない事のようです。

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お勉強の後は…
会場を明り亭に移しまして懇親会♪
まずは自己紹介からスタート。
手短にーとの店長の言葉とは裏腹に
皆さん熱い想いを語り出す…(笑)

美味しい料理とビールに
舌鼓を打ちながらレース談義♪
JOY耐にエコカーレースに
ドラチャレに??

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ホンダ系ドライバーやライダーの話、
迷えるホンダレーシングの現状と
今後の在り方を憂う大人な会話も
繰り広げられ、楽しいながらも
考えさせられる深イイ
大人の部活第3弾となりました♪

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川田さん、この度は貴重な開発秘話を
講演いただきありがとうございます!
ホンダのレーシングスピリットを
若い方々へ伝承して欲しいですっ!
まだまだネタをお持ちとの事…
第2回講演を期待しております♪

 

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記事末

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